QRメニューの作成方法|パソコンとスマホで30分で作る具体的手順
QRメニューは専用サービス(最短30分)/無料ツール(Googleフォーム等)/自作(HTML+QRコード)の3パターンで作成できます。飲食店オーナー向けに、それぞれの作り方を順を追って解説します。
この記事のポイント
- 作成方法は大きく3パターン。一番早いのは専用サービスで、最短30分で完成します
- 完全無料でも作れますが、見やすさや多言語対応など機能面で限界があります
- パソコン・スマホ・タブレットのどれでも作れる。メニュー数が多いならPC推奨
- 料理写真は自然光と真上アングルが基本。スマホ撮影で十分きれいに撮れます
- QRコード設置後の運用(更新・誘導・効果測定)まで含めて考えるのがコツ
「QRメニューって、結局どうやって作るの?」「無料でできるって聞いたけど本当?」「パソコンが苦手だけどスマホだけで作れる?」——こういう疑問、けっこう多いですよね。
この記事では、QRメニューの作り方を3パターンに分けて解説します。最短30分で完成する専用サービスの使い方から、完全無料でやる方法、自由度の高い自作まで、それぞれの手順とメリット・限界を率直にお伝えします。
パソコンで作る人、スマホで作る人、どちらにも対応した手順も載せているので、自分のやりやすい方法で進めてみてください。
※ QRメニューの基本的な仕組みやメリットから知りたい方は、QRメニューとは?飲食店向けの作り方・導入メリットを徹底解説を先にどうぞ。
QRメニューの作成方法は大きく3パターン
QRメニューの作り方は、ざっくり分けると次の3パターンです。
- 専用サービスで作る:QRメニュー専用のサービスに登録して、メニューを入力するだけ。最短30分で完成
- 無料ツールで作る:GoogleフォームやNotion、Canvaなどの汎用ツールを組み合わせて作る。完全無料
- HTMLで自作する:自分でHTMLページを作り、QRコード生成ツールでリンクをQRコード化する。自由度が一番高い
それぞれにメリットと向き不向きがあります。下の表でざっくり比較しました。
| 専用サービス | 無料ツール | HTML自作 | |
|---|---|---|---|
| 作成時間 | 30分〜 | 1〜2時間 | 半日〜 |
| 費用 | 無料〜月額数千円 | 0円 | サーバー代月100円〜 |
| 必要なスキル | なし(管理画面で操作) | 少しだけ | HTML/CSSの知識 |
| 写真メニューの見栄え | ◎(最適化済み) | △(ツール次第) | ◎(作り込み次第) |
| 多言語対応 | ◎(自動翻訳あり) | ×(手動で別ページ) | △(自分で実装) |
| メニュー更新の手軽さ | ◎ | ○ | △(FTP等が必要) |
| 向いている人 | 早く・きれいに作りたい人 | とにかく0円で試したい人 | こだわって作りたい人 |
個人的には、最初は専用サービスの無料プランで試してみるのが一番ラクだと思います。無料ツールやHTML自作はコストはかかりませんが、その分手間や見栄えのデメリットがあるので。
【最短】専用サービスで作る(30分コース)
一番おすすめなのが専用サービスを使う方法です。「30分で作れる」と聞くと盛ってる感じがしますが、内訳を分解するとけっこう現実的。
30分の内訳
- ① アカウント登録:3分(メールアドレスとパスワードだけ)
- ② メニュー入力:15分(20品想定、1品あたり40〜50秒)
- ③ QRコード生成:5分(ボタンを押してダウンロード)
- ④ 印刷・設置:7分(コンビニ印刷でもOK)
もちろん、メニューが50品とか100品あると入力にもう少しかかります。でも、OCR機能(紙メニュー写真からテキストを自動抽出する機能)を使えば、入力時間をぐっと短縮できます。
専用サービスの選び方
いくつか主要なサービスを比較しました。料金や機能に違いがあるので、お店のニーズに合うものを選んでください。
| サービス名 | 無料プラン | 写真メニュー | 多言語 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| レビメニュー | あり | 無制限 | 5言語 | OCRで紙メニュー自動取込・口コミ表示 |
| SORENA | あり | あり | 10言語 | 翻訳に特化 |
| GoodMenu | あり | あり | あり | シンプルなUI |
| スキャンでメニュー | あり | PDF表示 | なし | PDFをそのまま表示する形式 |
詳しい比較は無料で使えるQRコードメニュー5選で解説しています。
【無料】Googleフォーム・Notion・Canvaで作る
「とにかく0円で試したい」「専用サービスに登録するのはちょっと…」という方は、汎用ツールを組み合わせて作る方法もあります。代表的な3つを紹介します。
Googleフォームで作る
Googleフォームを「メニュー表示用ページ」として使う方法です。本来はアンケート用ですが、画像と説明文を埋め込めるので、簡易メニューとして使えます。
手順はこんな感じ。
- Googleフォームで新規フォームを作成
- セクションごとに料理写真と説明を追加
- フォームのURLをコピー
- 無料のQRコード生成サイト(QRのススメ、CMan等)でURLからQRコードを作成
メリット:Googleアカウントだけあれば完全無料。
限界:本来の用途と違うので見栄えがフォームっぽくなる。多言語対応は手動。
Notionで作る
Notion(ノーション)はメモアプリですが、ページを「Web公開」する機能があるので、メニューページとして使えます。
- Notionで新規ページを作成
- 料理写真・名前・価格を入力
- 右上の「共有」→「Webで公開」をオンに
- 公開URLをコピーしてQRコード化
メリット:レイアウトがきれい。スマホ表示も自動で最適化。更新もNotionアプリから簡単。
限界:URLが「notion.site/...」になるのでちょっと長い。多言語対応はやはり手動。
Canvaで作る
Canva(キャンバ)はデザインツールですが、メニュー表をPDF出力して、PDFをGoogleドライブにアップロードしてQRコード化するパターン。
- Canvaで「メニュー」テンプレートを選んでデザイン
- PDFまたは画像で書き出す
- GoogleドライブやDropboxにアップロードして共有リンクを取得
- 共有リンクをQRコード化
メリット:テンプレートが豊富で見栄えが一番きれいに作れる。
限界:PDF表示なのでスマホで見ると拡大しないと読みにくい。更新のたびに作り直しが必要。
無料ツールの正直な感想:たしかに0円ですが、「メニュー専用」じゃないので、お客さま側の体験がちょっと残念になりがちです。多言語対応や写真の見やすさを重視するなら、専用サービスの無料プランのほうがおすすめかも。
【自由度高】HTMLとQRコード生成ツールで自作する
HTML/CSSが書ける方なら、自分でメニューページを作って公開する方法もあります。デザインから機能まで完全に自由にできるのが魅力。
ざっくり手順はこう。
- HTMLでメニューページを作る:シングルページで料理写真・名前・価格を並べる。レスポンシブ対応必須
- レンタルサーバーやGitHub Pagesにアップロード:Xserver、ロリポップ、GitHub Pagesなど。月100円〜程度
- 公開URLを取得:例:https://yourshop.example.com/menu
- QRコード生成ツールでURLをQRコード化:QRのススメ、CMan、QRコードジェネレーターなど
- QRコードを印刷して設置
メリット:デザインも機能も自由自在。独自ドメインで信頼感もアップ。
限界:HTML/CSSの知識が必要。更新のたびにファイルを編集してアップロードが必要。
正直、HTML自作は「Web制作の知識がある人 or 制作会社に頼める人」向けです。普通の飲食店オーナーがゼロから学んでやるのは時間効率が悪いかも。
パソコンで作る場合の手順(5ステップ)
ここからは、専用サービスを使う前提で具体的な手順を解説します。まずはパソコンで作る場合。
サービスのサイトにアクセスして無料登録
QRメニューサービスのトップページから「無料で始める」「無料登録」ボタンをクリック。メールアドレスとパスワードを入れるだけで登録できるサービスがほとんどです。クレジットカード不要のものを選ぶと安心。
店舗情報を入力
店名、住所、営業時間、ジャンルなどの基本情報を入力します。後で変更できるので、わかる範囲で進めてOK。
メニューを登録
管理画面の「メニュー追加」から、料理名・価格・カテゴリ・写真をひとつずつ登録します。PCならコピペが速いので、エクセルなどでメニュー一覧をまとめてから入力すると効率的。OCR機能があるサービスなら、紙メニューの写真をアップロードするだけで自動入力できます。
QRコードをダウンロード
メニューが揃ったら、管理画面の「QRコード」セクションからダウンロード。PNG形式やSVG形式で保存できることが多いです。印刷するならPNG、デザインに組み込むならSVGが扱いやすい。
印刷してテーブルに設置
自宅やオフィスのプリンターでも、コンビニのネットプリントでもOK。卓上ポップやラミネートで保護して、テーブルや会計カウンターに設置します。
スマホで作る場合の手順(5ステップ)
パソコンを使わずにスマホだけでも作れます。手元に料理があるならスマホで撮影してそのままアップロードできるのが便利なところ。
スマホのブラウザでサービスにアクセス
Safari(iPhone)またはChrome(Android)でQRメニューサービスのサイトを開きます。アプリ不要でブラウザだけで完結するサービスが多いです。
メールアドレスで登録
PCと同じく、メールアドレスとパスワードで登録。スマホの場合はパスワード自動生成機能を使うとラク。
その場で写真を撮ってアップロード
スマホの強みはここ。料理を撮影してその場でアップロードできるので、PCで「写真を転送して…」という手間が省けます。料理が完成したタイミングで撮影&登録、というワークフローが組みやすい。
QRコードを表示・保存
管理画面でQRコードを表示して、スクリーンショットで保存。または「画像を保存」ボタンでカメラロールに保存します。
コンビニで印刷して設置
自宅にプリンターがない場合は、セブン-イレブンやファミマのマルチコピー機でネットプリントが便利。スマホからアプリ経由で送って、コンビニで番号を入力するだけで印刷できます。1枚20円程度。
スマホで作るときの注意:メニュー数が多いと、スマホのキーボードでの入力がしんどくなります。10品くらいまでならスマホで、それ以上ならPCのほうが早いかも。
料理写真撮影のコツ(5つ)
QRメニューの肝は料理写真の見栄え。プロのカメラマンを呼ばなくても、スマホでけっこういい写真が撮れます。ポイントを5つに絞って紹介します。
1. 自然光で撮る
一番大事なのは光。室内の蛍光灯やオレンジ色の照明だと、料理が「くすんで」見えがちです。窓際の自然光が入る場所で撮影するのがベスト。曇りの日のほうが影が出にくくて撮りやすい、という小ネタも。夜営業のお店なら、開店前の昼間に撮影しておきましょう。
2. 真上アングルが基本
料理の真上から撮影する「俯瞰(ふかん)」アングルが、メニュー写真では定番です。お皿全体が写るので、料理の全容がわかりやすい。SNSでよく見るオシャレな料理写真もたいていこのアングル。ただし、高さのある料理(パフェ、ハンバーガーなど)は斜め45度のほうが立体感が出ます。
3. 白い背景を選ぶ
背景がごちゃごちゃしてると、料理が目立ちません。白いランチョンマット、白いお皿、白い布などを敷くと、料理だけが際立ちます。木目のテーブルもアリだけど、テーブルの色が濃いと写真が暗くなりがちなので注意。
4. 同じ料理を複数アングルで撮る
1品につき3〜5枚撮っておくと、後で「やっぱりこっちのアングルがよかった」というときに選び直せます。スマホの容量は気にせず、とにかくたくさん撮るのがコツ。
5. 明るさを少し補正する
撮影後、スマホの標準写真アプリで明るさを少し上げると、料理がぐっとおいしそうに見えます。iPhoneなら「編集」→「露出」を+10〜+20くらい。やりすぎると不自然になるので、ほんの少しでOK。Snapseed(無料アプリ)を使うとさらに細かい調整もできます。
QRコードを印刷・設置する場所と方法
印刷サイズの目安
QRコードのサイズは、スマホをかざす距離によって変わります。
- テーブル設置(10〜30cm):3cm四方くらい。名刺サイズで十分
- カウンター・壁面(50cm〜1m):5cm四方以上
- 店外ポスター(1m以上):10cm四方以上推奨
小さすぎるとカメラがうまく読み取れないので、ちょっと大きめが安全です。
印刷方法
印刷方法は予算と数量で選びましょう。
- 自宅プリンター:少量なら一番手軽。普通紙でもOK
- コンビニ印刷:1枚20〜60円。きれいに仕上がる
- 印刷会社(プリントパック等):100枚以上ならコスパよし。卓上スタンド型もある
- ラミネート加工:汚れや水濡れに強くなる。100均のラミネートフィルムでもOK
設置場所のおすすめ
どこに置くかでお客さまの利用率が変わります。複数箇所に設置するのが基本。
- 各テーブルの中央:一番読み取られやすい。卓上ポップやスタンド型がおすすめ
- 会計カウンター:会計時にもう一度見せられる。リピート促進に
- 入口や店外:来店前にメニューを見て検討してもらえる
- 名刺の裏:常連さんやテイクアウト客に渡す
「スマホで読み取るとメニューが見られます」という案内文を一言添えておくと、お客さまも迷わず使えます。
作成後にやるべきこと(運用・誘導・効果測定)
QRメニューは「作って終わり」じゃありません。むしろ、設置してからが本番です。長く使ってもらうための3つのポイントを紹介します。
1. メニューの更新運用
季節メニューや日替わりメニューの追加、品切れ表示、価格改定など、メニュー情報は意外と変化します。月に1回くらいは見直す時間を作るのがおすすめ。専用サービスなら管理画面から数分で更新できます。
2. お客さまへの誘導
QRコードを設置しただけでは、意外と使われません。スタッフが「QRコードでメニューが見られますよ」と一言案内するだけで、利用率がぐっと上がります。最初の1ヶ月くらいは特に意識して声がけしましょう。
スマホが苦手なお客さま向けに、紙のメニューも何部か残しておくと安心です。
3. 効果測定
専用サービスの中には、QRコードのスキャン回数や、よく見られているメニューを分析できるものもあります。数字を見ると、「意外とこのメニューが見られている」「夜の時間帯のスキャンが多い」など、お店の改善ヒントが得られます。
よくある質問
QRメニューは本当に30分で作れますか?
メニュー数が20品くらいまでで、写真と価格が手元にそろっていれば、専用サービスを使って30分前後で作れます。内訳はだいたい登録3分・メニュー入力15分・QRコード生成5分・印刷設置7分くらい。OCR機能で紙メニューを読み込めばさらに短縮できます。
完全無料でQRメニューを作る方法はありますか?
あります。GoogleフォームやNotion、Canvaなどの無料ツールでメニューページを作り、無料のQRコード生成サイトでQRコードを発行する方法です。ただし、写真メニューの見やすさや多言語対応など、専用サービスに比べて見栄えや機能面で限界があります。本気で運用するなら無料プランのある専用サービスがおすすめです。
パソコンとスマホ、どちらで作ったほうがいいですか?
メニュー数が多いならパソコン、5〜10品くらいの小規模ならスマホでも十分です。パソコンのほうが入力やコピペが早く、写真の一括アップロードも楽。スマホは撮影してそのままアップロードできる手軽さが魅力です。多くの専用サービスは両方に対応しているので、好きなほうでOK。
QRコードに有効期限はありますか?
QRコード自体に有効期限はありません。ただし、無料のQRコード生成サービスで作った場合、サービス側がリンクを管理しているケースだと、サービス終了でQRコードが使えなくなることがあります。専用のQRメニューサービスを使えば、サービスを継続している限りずっと使えます。
メニューを変更したらQRコードも作り直しですか?
専用サービスなら作り直し不要です。同じQRコードのまま、管理画面でメニュー内容を更新すれば、お客さまの画面にも反映されます。一方、PDFメニューを直接QRコードにしている場合は、PDFを差し替えるたびにQRコードの再発行が必要になることもあります。
まとめ
QRメニューの作成方法を3パターンで解説しました。
- 早くきれいに作りたいなら専用サービス(最短30分)
- とにかく0円で試したいならGoogleフォーム・Notion・Canva
- こだわって自分で作りたいならHTML自作
個人的には、まず専用サービスの無料プランで試して、続けられそうなら有料プランに切り替えるのが一番ストレスが少ない流れかなと思います。無料ツールは「とりあえず動かしたい」には便利ですが、お客さまから見た見栄えや使い勝手で差が出てきます。
パソコンでもスマホでも、自分のやりやすい端末で作れるので、気軽に始めてみてください。詳しい作り方の別パターンはQRコードメニューの作り方|飲食店向け3ステップ完全ガイドもどうぞ。
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